次につながるカルテの記入

2018年5月14日

美容室においてカルテを使用する時には、ただお客さんの基本の情報を記入しておく、というだけでも良いかもしれません。ですがよりお客さんとスタッフ全員が気持ち良く付き合っていこうと思うならばより詳しいカルテを作成する方が良いでしょう。たとえばどんな会話をしたか、という事や、どんな話題を提示したらどんな反応を示したか、というような事も書かれていれば、次回の担当者はそれを担当に話題を提供する事が出来たり、お客さんの嫌がるような話題は避ける配慮をする事が出来るでしょう。お客さんが自ら話した趣味や家族構成や最近の出来事などを記入しておくのも良いかもしれません。たとえば前回「あの映画が見たいんですよね」という話になったとしたら、それをカルテにメモしておけば、次の回には「そういえばあの映画見られましたか?」と話題を振ることができるでしょう。もっとお客さんと親しくなりたければお客さんが見たいと言っていた映画を自分も見てみる美容師もいるかもしれませんね。次の施術ではその映画の話で盛り上がることができるでしょう。お客さんにとって嬉しいのは自分の事を覚えてくれていた、前回話した内容を覚えていてくれた、気にかけていてくれた、という事なのではないでしょうか。そこを逃さない手はないでしょう。お客さんが美容室に満足する、というその内容はただ単に技術が素晴らしい、と言うだけではないと思われます。その美容室の全体的な雰囲気、スタッフの人柄、美容師との会話など全てにおいて満足できなければ、再来店する気持ちにはならないでしょう。特によく聞かれるのが「技術は良いが美容師の性格が合わない」という話です。つまりどんなにカットが上手くても、その美容室で過ごす時間が居心地の良いものでなければ再来店しようとは思わない、という事ですね。ですから美容室側もお客さんに再来店してもらいたい、と思うならば、技術をひたすら磨くだけではいけない、という事です。そして勘違いされがちなのが「楽しい会話をすれば良い」と美容室側が思っている事ではないでしょうか。お客さんにとって楽しい会話、というのはただ美容師が芸能人のごとく上手く面白い話をしてくれる、という事ではありません。どう感じるかは人それぞれで、もしかしたら自分の話を聞いてほしいお客さんだっているものです。もっと言えば「話しかけてほしくない」というお客さんだっているんですね。ですから個々のお客さんがどの様な会話やどのような応対を望んでいるのか、という事をカルテに記していくと良いのではないでしょうか。少なくとも「このお客さんにはこういう事はしない方が良い」という事はきちんと引き継ぎが出来る様にしておきたいものです。矢場町の美容院